“ 往来をぶらぶら一人歩いてゐる ”
ミャンマー04 タバウン満月
3月はミャンマー暦で年の暮れ。
その月の満月は「タバウン満月」と呼ばれ、東北部シャン州を中心に伝統的なお祭りが開かれます。
まだかなー、と見つめる少年を取り囲むのは、お米の袋。
これをお坊さんにお分けするのがお祭りのメインイベントです。
パレードのように先導者が寺に入ると、境内に並んだ人たちがいっせいに鉢へとお米を入れます。
毎朝の「托鉢」を大げさにやる……とも言えますが、その規模が凄い。
僧侶の列が続くこと、なんと3時間以上。
近隣の村・町から集まるそうで、専用のトラックまで動員して大渋滞です。
渡すほうも大変ですね。
中にはスペシャルなお布施も。
ちなみに鉢がいっぱいになると、手に提げたビニール袋に移していくシステムです。
写真・文 / こんだ まさふみ