“ 往来をぶらぶら一人歩いてゐる ”
雨の台湾03 銀河洞
台北近くの山深く、そびえる岸壁に現れる建物。
古びた階段から中に入ると、中はむしろ洞窟のよう。
滝に隠れるように佇むその祠は、「廃寺」や「廃墟」ではありません。
手入れされ、新しいお供えが用意される、生きた信仰の場なのです。
市街地から電車とバスで行けますが、最後はちょっとしたハイキングですから、それなりの覚悟でどうぞ。
写真・文 / こんだ まさふみ