“ 往来をぶらぶら一人歩いてゐる ”
茨城県・水戸市へぶらりと…

徳川御三家である水戸藩の藩校「弘道館」。
藩士とその子弟が儒学・天文・数学・和歌など学問と剣術・柔術・兵学・水泳など武芸を学ぶ場。
そして最後の将軍、徳川慶喜公が大政奉還後に謹慎した場所でもあります。
本物の葵の御紋や徳川光圀公から2百数十年かけて完成した「大日本史」。
そして、♥(ハート)が入った鬼瓦。
ハートは「猪目(いのめ)」といい日本の伝統的な魔除けの模様だそうです。
猪(イノシシ)の目の形が由来のようで、獣の眼の力が魔除けになると考えられていました。
この猪目のハートは、寺の仏具や装飾や石灯籠にも見つけることができ、一説には菩提樹の葉が元であるとも言われています。
東京大神宮には、その猪目が300以上あるとのことです。
これからどこに♥があるかつい探してしまいそうです。

その水戸藩で約300年前、徳川光圀公が食べたとされるラーメン(中華麺)を「水戸藩らーめん」として現代に再現されていました。
レンコン粉を練り込んだ麺なので茶色、クコの実、ニラやネギなどの薬膳、肉とシイタケ。
味の方は…店舗ごとに味付けは違うそうですが、水戸に来たら食べる価値はありです。
偕楽園(かいらくえん)で梅の木と実を愛でながら食べた梅ソフトクリーム。好奇心で食べてみたが思いのほか美味しく、つい2個目を注文。あわせて梅大福も購入。
梅大福…偕楽園で育った梅の酸味と餡の甘みの組み合わせが絶品です。

